1/26(月)坂本【レビュー】村上敬一(2008)「香川県東讃地域における高校生の方言意識」

2015年02月01日 19:14

今回の発表をするにあたって、方向性を決める際に、それぞれの方言に対して抱くイメージの共通性や想起されやすい方言とそうでない方言の違いについて興味を抱き方言イメージに関する研究をしていこうと考えました。そこで、方言に対する意識調査の基本を今後の研究を進めるための手がかりにしたいと思い、村上(2008)を用いて発表を行うことにしました。

瀬戸内海東部、香川県東讃地域では瀬戸大橋開通などにより、生活基盤が大きく変化しています。今回はその地域にある英明高校と県立三本松高校で行った方言調査から、自分の方言に対する評価、関西方言に対する評価・意識と使用の実態、標準語・共通語と方言の使い分け意識についてみていきます。そのなかで、言語形成期における生活基盤の大きな変化を経験した高校生らの言語意識に注目し、その一端を明らかにしていく。というのが、この論文の概要です。

今回の発表で、フロアの皆さんから様々なご意見をいただいたことにより、今後の発表方針の幅が広がりたくさんの可能性を見つけることができました。次回の発表に向けて、発表の中で興味を持った分野や方言イメージについてさらに勉強していこうと考えています。

発表にあたり、意見や助言をくださった皆さん、ありがとうございました。